地下鉄中央線…
2月22日(月)、所用がありまして大阪メトロ中央線を利用いたしました。
久しぶりに訪れた大阪港駅…
なかなかモダンな上屋です。
昭和36(1961)年12月に大阪港・弁天町間開通によってその歴史が始まった中央線。「みなとが見える地下鉄」として全線高架で開業した当時は単行運転でした。斬新なカラーリングの車両とともにとても新鮮な「地下鉄」で、かつてはこの大阪港駅が中央線のターミナルでした。
平成9(1997)年暮に、ひと駅西の「コスモスクエア」まで延長され、この駅は中間駅になりました。この時の延長区間は「大阪トランスポートシステム(OTS)」によって開業し、平成17(2005)年7月に大阪市に編入されて中央線の一部となりました。
壁面には海遊館の仲間たちや大阪港の風景写真が…
電車が行き来します。
朝潮橋で下車…
所用を済ませ、弁天町まで高架下を歩いていますと…
大正末期から昭和初頭にかけて、ここに「市岡パラダイス」という大遊園地があったそうです。
いまこの場所は自動車教習所になっています。
「遊園地」としての営業はほんのわずかな期間だったと記されていますが、平成の世になって少し場所を移動させて登場した海遊館などの天保山の施設にその精神が受け継がれているのかもしれません。
弁天町駅で乗車しました。
久しぶりの「地上地下鉄」の旅でした。
(1981号)
この記事へのコメント
小豆島に行くのに何回か天保山からフェリーに乗りました。
帰りも。
間違えて大阪港まで行ったことも(笑)。
「地上地下鉄」!
この言葉だけでなんだかワクワクします。
普段あまり利用しない路線に乗車すると
キョロキョロしてしまいますよね♪
地下鉄と、すっきりした青空!
ステキです。
大阪を出港する客船が天保山桟橋から出港していた頃ですね。ほどなく出港地が弁天埠頭にうつり、その客船も次第に消えてゆきました。
♪ ぽんた様
大阪で数少ない「地上地下鉄」区間です。集電が架線ではなくサードレールのため、線路の上空がとてもすっきりしています。
中央線の「阿波座」駅ホーム西端から西側を覗きますと向こうのほうに地上の明かりが見えます。
大阪港方面行の電車に乗って「阿波座」を出ると、ほどなく地上に出ますが、その瞬間がドキドキワクワクしますね。
普段利用しない区間だけになおさらです。
「市岡パラダイス」のことは全く知りませんでしたが、自分も以前朝潮橋駅周辺を散策しました時、朝潮橋駅から少し離れた場所に商店街やメガバンクの支店があるので不思議に思いまして、あとで地図で調べますとそれらの場所はすべて大阪市電築港線の停留場のあった場所のすぐそばでしたので、市電が走っていた頃は停留場を基点にして街が作られたのだと、前回まで大阪市電のお話と併せて改めて勉強させていただいたと思いました。
小豆島に渡るフェリーは弁天ふ頭からでした。
天保山はユニバーサルスタジオに渡る渡船が出てますが(汗)。
市岡パラダイスは私も現地で案内を見るまで存じませんでした。
地下鉄朝潮橋駅の少し南の大通り(たしか港通りだったと思います)が、かつて市電が走っていた電車道ですので、港区のメインストリートでしょう。
大阪市街電車唱歌にも「磯路」「夕凪」「朝潮」「千舟」と言った橋の名前が織り込まれています。
市電を通すために大阪の大部分の橋が架け替えられたそうですので、大阪は市電が街並みを作っていったと言えるかもしれませんね。
♪ タイムスリップ様
大阪港が客船で賑わったのも、もう遠い昔のお話になってしまいましたね。
市電のあった頃にこの付近を散策してみたかったです。
おっしゃるとおり大阪メトロの線区の中でも魅力的な線ですね。
コスモスクエアまで延伸されてなおさらすごい路線になったように感じます。
高架鉄道・地下鉄・郊外電車…、なかなかユニークな線ですね。