山陽電車、昭和53年頃…

 懐かしい電車たちの写真、今回は山陽電車です。

 明石方面の学校に通っていた私は、普段国鉄を利用しての通学でしたが、この頃にはすでに国鉄は趣味対象からはずれておりましたので、よく私鉄を利用したものでした。

 大阪環状線ではなく地下鉄御堂筋線で梅田へ出て阪急や阪神で神戸に入り山陽電車の特急で明石へ…。
 時には淀屋橋から京阪特急(もちろん初代3000系です)で四条へ出て、鴨川を渡り河原町から阪急6300(または2800)系特急で十三で乗り継いで三宮若しくは高速神戸で山陽特急に乗り換え…などという事もしておりました。


 そんな昭和53(1978)年頃の山陽電車の写真から…

041B8B12-3E9C-4AA7-A4BB-1AB479FE3BE4.jpeg
 「大蔵海岸」と呼ばれる国鉄(現 JR西日本)朝霧駅付近です。

 遠くに淡路島を望むことができます。

 電車は往年の特急車850形姫路方面行普通で、車番は「855」と読めます。
 濃紺とクリーム色のツートーンカラーは、この頃の山陽電車の色でした。


 この写真の後追い…
36A634C5-F3A1-47E4-B2AE-8E15E832939E.jpeg
 270形284号と読めなくもありません。



 850形普通(おそらく新開地行と思われます)です。
027ED729-2D75-430B-82A3-DAFB279262C0.jpeg
 851号と読めそうです。


 当時の山陽電車は、往年のロマンスカー850形などのツリカケ車がまだ活躍していました。
 その一方で2000以降の新性能車も大活躍。ステンレスカーありアルミカーあり…と、なかなかバラエティに富んでいました。
 また旧性能車の機器を流用して車体を新調した2700系の車体を流用して3000系並みの機器を新調するという大手私鉄並みの改造をされた2300系という電車もありました。
 これらは専ら3連で普通として運用されていました。
 座面高が低く奥行きの深いまるでソファーのようなロングシートの座席は、座り心地もよく独特の雰囲気でした。


 特急は最新の3000一族が4連で担当しており、阪神大石や阪急六甲と姫路とを結んでいました。


 3000系第1次車のアルミカーです。
A1967001-EDB0-4FED-9D3C-CA1E1A6386E8.jpeg
 アルミ地に朱色の帯も鮮やかな阪神大石行特急です。


 3000系4連の上り普通です。行先表示が二文字に見えますので神戸(高速神戸)行だと思います。
4B0EFE7D-189D-4F3A-BDD9-595B4F86ADA8.jpeg
 海側から山陽電車・国鉄電車線・国鉄列車線と複線が3組並んだ姿はなかなか壮観です。



 同じく昭和53(1978)年頃の国鉄姫路駅です。

 駅の西方に、国鉄線を高架で越えて行く山陽電車が見えます。
DDF646AF-C838-46C2-9D63-B13BD9051FE7.jpeg

582A2196-6714-47BB-BEDC-5772277A655B.jpeg


 大蔵海岸も明石海峡大橋の完成によって風景が激変しました。
 JR姫路駅も高架になり、もうこの写真のような光景を見ることはできなくなっています。

 また、山陽電車自体も6連の電車が阪神を通って大阪梅田まで達し、阪神電車とともに梅田・山陽姫路間の直通特急を運行されています。

 平成20(2008)年暮に撮影したものですが…
AE813D0C-D3D2-42C5-88D1-BC22B4B1BAA5.jpeg
 阪神梅田駅に停まる山陽姫路行直通特急です。
 精悍なスタイルが素敵な山陽電車の新しい顔…。

 「あの頃」には想像すらできなかった梅田で見る山陽電車です。


 「あの頃」とは激変した山陽電車のお話でした。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

タイムスリップ
2019年09月01日 09:51
  懐かしい景色です。

 須磨浦公園まではよく出かけてました。

 高校生の頃は、放課後チャリンコで往復するくらいでした。

 車両の方は大概往路が阪神で復路が阪急でした。

 未だ梅田で飲んでいた頃です。

 新開地~須磨浦公園が相互乗り入れだった様に記憶しています。

 「国鉄」も懐かしいなぁ。

 「スワローズ」と言えば「国鉄」でした(笑)。

 
BYRD
2019年09月01日 21:49
先月久々に山陽電車に乗って3000系ツートンカラー復刻塗装車を撮りに行きましたが、車窓から見る瀬戸内海の景色に心癒されました。

40年以上前に当時最新だった3000系以外の車両にも方向幕が搭載されているのには驚きました。

阪神梅田と山陽姫路を結ぶ直通特急も運行開始から20年以上になりますが、直特登場以前の阪神特急と快速急行が千鳥停車で走っていた頃が今となっては懐かしく思います。
のり
2019年09月01日 22:30
♪ タイムスリップ様
40年前…、もう遠い昔のように感じます。
山陽電車がこれほど変貌を遂げるとは思いませんでした。
あの当時、大都市中小私鉄として発展途中だった関東の相模鉄道の将来が羨ましかったことを覚えています。今では相鉄は大手私鉄の仲間入りをしているようですが、山陽も後を追いかけているように感じているのです。


♪ BYRD様
明石海峡を望む辺りを快走する電車は、なかなか素敵ですね。
あの当時、阪神にはまだ方向幕装備車がほとんどありませんでしたが、山陽は全車両に装備されていました。
阪神の優等列車停車駅も、この当時とは随分変わったと思います。
「あの頃」を懐かしく思い出します。
くろがね みちゆき
2019年09月01日 23:11
今でも山陽電車はあまり写していませんが、阪神・阪急・山陽の三社乗り入れだった頃に須磨浦公園で写した事があります。まだ、阪神線内で近鉄電車と並ぶ事になるとは思っても見なかった頃です。
Cedar
2019年09月02日 08:00
ブルーとクリームの山陽電車、懐かしく拝見しました。最近関西の京成、と勝手に入れ込んで関西に行くたび出撃しています。
9月末にも出撃予定してます。
のり
2019年09月02日 20:35
♪ くろがねみちゆき様
学生時代には、毎日のように見かけていましたし、しばしば乗ったりもしました。
それだけに「大化け」した山陽電車には驚くばかりです。


♪ Cedar様
現在、3000の1編成が復刻塗装としてこのツートーンカラーになっているようです。ホームページにて運行時刻も公開されています。
復刻塗装車、出逢えるといいですね…。