|
1月10日(日)、天理を訪れた私には、ある目的がございました。 天理大学付属天理参考館で開催されている「南海電車展 鉄道コレクターの軌跡」を見学するために、天理を訪れたのです。 天理教教会本部から程近く、天理大学の付属施設として存在する天理参考館。 生活資料を中心に世界各地の貴重な資料を保管されています。その中には、鉄道関係の資料も多く存在すると聞いています。 一昨年に亡くなられた平芳資也氏の貴重なコレクションが、昨年天理参考館に寄贈され、今回の展示となったそうです。 チラシです。 「先着1000名に記念品進呈」とありました。 いただいたのは、古い南海の切符を模した記念券のセットでした。ちなみに記番は「711」でした。 会場に入りますと、そのコレクションに圧倒されます。切符類・方向板などは言うに及ばず、電車の部品から各種パンフレット・貴重な文書まで、極めて多岐にわたる貴重なものでした。 阪鶴鉄道との蒸気機関車譲渡に関する書類や20001系こうや号のエンブレム・果ては南海グループのバスに関するものまで・・・ 昭和11年5月の携帯時刻表を眺めてみますと、当時の停車駅は・・・ 特急:難波・龍神・浜寺公園・岸和田・佐野・和歌山市 急行:難波・住吉公園・龍神・浜寺公園・大津・岸和田・貝塚・佐野・淡輪・和歌山市 でした。住吉公園と浜寺公園の扱いには驚きます。隔世の感ですね。 こんなものがございました。 「馬灯(やばとう)」と呼ばれるもので、家畜車で使用されていた車内灯だそうです。帰宅後、いろいろと調べてみたのですが、全く判りません。このようなものの実物を拝見するのは全く初めてでした。添書きに「南海電気鉄道」と書かれていますので、南海にも家畜車があり、そこで使用されていたものなのでしょうか。もし、詳細をご存知のお方が居られましたら、ぜひともご教授下さいませ。 軌道線に関するものもありました。 モ205形のものです。昭和17年製造ということですから、モ243・244号のどちらかだと思われます。 軌道線車輌のハンドル類もありました。 3つ並んだブレーキハンドル・逆転器ハンドルのうち、中央のものに刻印されている車番。とても判読し難かったのですが、「240」ではないかと思われます。 だとすると、この写真の電車です。 ただ、モ205形の逆転器ハンドルは、上からカパっとはめ込むタイプだったように記憶(これはモ205形の主流であったGE製K−9型のもので、240〜250号のGE製K−39型とは違ったのかもしれません)しておりますので、別物かもしれません。本当に記憶が曖昧になってしまいました。 いずれにしましても、懐かしい想い出がよみがえってまいります。 とても素敵なパンフレットが用意されておりました。 平芳資也氏は、熱烈な南海ファンとして「南海太郎」という異名でその筋の人たちに知られた方です。また私費を投じて阪堺電車のモ161形2両を、往年の南海大阪軌道線色に復元させたことでも有名です。訃報を知ったときには言葉がありませんでした。私自身は直接お話をさせていただいたことはございませんが、催事には必ずお見かけし、お正月の阪堺電車でも、臨時職員として交通整理をされておられました。 展示会場を後にした私は、いろいろな思いに駆られ、しばし沈黙のままでした。 会期は、2010年1月5日(火)〜3月8日(月)です。 詳細につきましては、天理参考館のホームページをご覧下さい。 http://www.sankokan.jp/exhibition/plan/shinshun_2010.html |
| << 前記事(2010/01/11) | ブログのトップへ | 後記事(2010/01/16) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
ほー、こんな企画があったとは知りませんでした。 |
サットン 2010/01/14 12:20 |
これは、天理まで足を運ぶ値打ちがありますね。 |
ファジー 2010/01/14 16:17 |
♪ サットン様 私もふとしたきっかけで知りました。是非とも出かけなくてはと思い、今回の訪問となりました。 |
のり 2010/01/14 23:19 |
ここの乗車券コレクションは有名で、何度も行ったことがありますが、その縁で没後収蔵されたのではないでしょうか。 |
なにわ 2010/01/15 22:47 |
このような企画があると、私も興味深く行ってみたいですね。 |
竜(ドラ)バンライター 2010/01/16 20:49 |
♪ なにわ様 天理参考館に収蔵されている乗車券は、かなり貴重なものが多いと聞いたことがあります。大阪市営地下鉄開業当時の切符が載っていた本にも、「天理参考館蔵」と記されていたのを思い出しました。 |
のり 2010/01/16 22:45 |
大学の付属施設で鉄道マニアの展示が行われるなんて面白いですね。こんなことでも関西の電車文化の奥深さを感じます。 |
Cedar 2010/01/18 12:08 |
♪ Ceder様 天理参考館は、交通関係の資料もたくさん所蔵されているそうです。時折その展示もされているようです。 |
のり 2010/01/19 23:18 |
今さらですが、ご来展いただき有り難うございました。わたしと平芳氏とは高校時代からの趣友でして、このコレクションのいくつかは平芳氏が手に入れられるときに同席した物もありまして、懐かしかったですね。思わず「あいつらしいなぁ〜」と思うものも有りましたしね。 |
こつまなんきん 2010/05/23 23:14 |
♪ こつまなんきん様 拙ブログへようこそお越しくださいました。脈絡のない記事ばかりですが、今後ともよろしくお願い致します。 |
のり 2010/05/24 22:47 |
太郎氏の遺品をなぜ天理参考館に寄贈したかと言いますと、「散逸するのを恐れたから」です。南海の物なので、本来なら南海が寄贈を受けて管理していただければいいのですが「あそこに渡したら間違いなく散逸させる」と皆の意見が一致していましたので、管理の行き届いた天理参考館様に寄贈する事にした訳です。 |
こつまなんきん 2011/06/12 00:22 |
♪ こつまなんきん様 遺品が南海に寄贈されず、天理参考館に寄贈されたのは、やはりそういう経緯があったのですね。漠然とそのように想像しておりました。 |
のり 2011/06/12 18:44 |
初めまして。浪速原人と申します。小生は生れてこの方東住吉区に居住しており南海平野線に並並ならぬ愛着を持ち続けております。年齢の上では平野線を実際知る最若輩かと存じますが「平野線愛」につきましては同好の先輩諸氏に全く劣らぬ旨自負しております者です。今後共よろしくお願いします。 |
浪速原人 2011/08/02 06:17 |
♪ 浪速原人様 ようこそお越しくださいました。色気の少ないところでございますが、これからもよろしくお願いいたします。 |
のり 2011/08/02 23:12 |
| << 前記事(2010/01/11) | ブログのトップへ | 後記事(2010/01/16) >> |